「悪人往生」何故悪人こそ往生できるのか?
「悪人往生」
この言葉を聞いた事がある人は少なくないと思います。
日本で最も信者数が多い仏教宗派の浄土真宗に触れた事がある人だったらなんとなく知っていると思います。
なんで善人じゃなくて悪人が救われるんだ!!!
ってなりますよね〜。
愛用している新纂浄土宗大辞典にはこのような解説がされています↓
(参照:WEB版新纂浄土宗大辞典)
大学で学んだ事でざっくりまとめますと、
悪人の方が疑わず仏を信仰できるから
です。
善人というのは(善人になろうとした場合ですが、)お勉強して善人になる訳です。
仏様がこう言ってると経典に書いていたから功徳を積もう!徳が高いお坊さんのお話を聞きに行きました!!
こうなるとどんどん仏教などの知識が増えていきます。
そうなるとどうなるのか。
本当に仏様っているの???
と疑ってしまうようになります。知恵をつけたばかりに信仰心に疑いが入るということですね。
一方で悪人の方は、仏様はいるよ〜。って言われると
あのお坊さん仏様いる言ってたし、仏様はいる!
と純粋に信じます。
仏を信じる心の純度で言えば悪人の方が純度が高いです。 '
悪人の方が往生できると言われるのはこれです。
信仰心に疑いが入っていないというのがポイントですね。
今自分にあるものに感謝をして生きていきたいですね。
今日はこの辺で〜。